依頼者からの借金体験記

自己破産体験記

転機

そのころには年頃でしたから、こんな私にも初めて恋人が出来ました。しかし、借金があると知られると別れられました。ショックでした。その彼は、かなり潔癖な男性で私を叱り飛ばしてくれました、そして去っていきました。泣きました。仕事にも行きたくなくなりました。でも、いくら泣いても借金もなくならないし、彼も戻りません。目が覚めた私は反省し、お金を借りずに返すようにする決心をしました。正社員の仕事のほかにアルバイトもはじめました。無我夢中で働きました。アルバイトも、いくつか掛け持ちしました。ある日、会社にばれて解雇されました。月収は正社員給料、アルバイト給料を全部あわせて30万。家賃その他必要なお金は7万、借金返済は25万〜。正社員を首になったので貧乏が加速。家賃滞納、水道ガス滞納、もう本当にお金はありませんでした。給料日には銀行へ行き、そのまま多数の消費者金融へ返済。手元に残ったお金はゼロ・・・いえ、ゼロどころかマイナスです。消費者金融からも、もう借りられません。目が覚めるのが遅かったのです。警備員、保険の営業、配達、レジ打ち、飲食店、仕事は色々やりました。転職をするたびに借金は増えました。返済日には他社からの余剰分を当てました。そんな返し方だと、少ししか元金は減りません。アルバイトと派遣を増やしました。仕事が終わると、夜の店に出て働きました・・・私の容姿ではホステスなどはできませんから、居酒屋とかですが、晩御飯は、まかないが出るので助かったのを覚えています。週休や日給だったのも助かりました。もらうとすぐに返済に充てました。一日18時間以上働きました…当然体も壊します。私の場合は椎間板ヘルニア、帯状疱疹、など。病院代も財布を圧迫します。体を壊して入院すると、せっかく減らした借金が元に戻ることもありました。もう借りたくても正社員ではないので借りられません。(結果的には良かったのですが)いわゆるヤクザのやっている闇金から借りようかと思いつめたこともありましたが、学生時代の恫喝電話を思い出してやめました。働いて、働いて働きました。土日も働きました、友達と会うこともなくなりました。

依頼者からの借金体験記トップへ

ページの一番上へ