依頼者からの借金体験記

自己破産体験記

初借り入れ

数十分後。私の手元には一枚のカード。利用限度額は20万円。簡単にお金が借りられました。はっきりいって拍子抜けしたのを覚えています。しばらくは、ちゃんと、やりくりできていました。信用がついたのでしょう。しばらくすると枠が40万円に増えました。貯金が40万円になったわけではなかったのに、気が大きくなりました。私も当時は遊びたい盛りの20代前半。ついつい借り続け、気がつけば限度額一杯・・・まだ、父のローンも残っています。二件目、また簡単に借りられました。他社での借り入れ状況、返済状況を見ての判断でしょう。1件目の消費者金融のはじめより10万円多い、30万円の利用限度額でした。「借りる」のが正しい表現なのに、お金をカードで「下ろす」感覚にいつの間にか変わっていました。あっという間に二件目も限度額一杯に。また次の店へ、次の店へ。どこの店も簡単に貸してくれました。限度額も、次々とアップしてくれました。返済日が来ると給料だけでは返せない額に、いつの間にか、なっていました。A店から借りて、B店に返済。返済した分少し借りられるので、その分を借りてC店へ。あっというまに自転車操業状態へ。でもまだ何とかなると思っていました。仲のいいMさんという友達がいました。彼女も親で苦労した経験を持ち、とても仲がよかった友達でした。その友達に、保証人を頼まれました。「絶対迷惑はかけない」信用して判子を押しました。「その代わり、あなたの保証人になってあげるから」お金が欲しかった私には渡りに船の言葉でした。銀行系の保証人になってもらいカードが又一枚手元に来ました。当然、自転車操業の一部に当てられました。

依頼者からの借金体験記トップへ

ページの一番上へ