依頼者からの借金体験記

法律の「ど素人主婦」でも過払い金の返還に成功できる!

あきらめない気持ちと正しい基礎知識がポイント

ひとつ、ひとつの裁判は大変なものでしたが、とり返した返還金で
弁護士さんに費用も払うことができましたし、おつりもきてこれからの
再出発に使うことができました。
本来であれば、任意整理であまり費用も裁判も使わずに解決できるのが
一番だと思っていましたが、それに準ずる消費者金融ばかりではないことと、
いままでの長期にわたる支払いや、内容をみて思いきって
訴訟に持ち込んで良かったと思っています。
わたしは、たまたまこの方法であっていたのかもしれませんが(はじめはお金が
なかったので、できるだけのことから始めました)、一番大きかったのは

「法的な手続き」というものを知ったこと、債権に関する用語や内容を知ったことが
大きな転機になったと思います。


まるで多重債務者がいないと世の中がまわらないかのような
消費者金融しくみ・・・

脅しの留守番電話の中には、「風呂に沈める」という言葉も出てきました。
わたしははじめ意味もわかりませんでしたが、後々専門家に尋ねると
本当に沈めるわけでなく風呂(ソープ)働いて借金返してもらうってことだろうね、
というお話があって、ドラマの世界が本当なんだということを実感しました。

これは大手であろうと、小規模であろうと本質は変わりません。
テレビのコマーシャルなどで、タレントを使ったり様々にイメージアップを
計っているようですが、やっていることは、違法なのだということを借りる前に
認識する必要があったと、思っています。
返せるはずのない金利でお金を借りれば、ドツボにはまります。

毎月の返済が約10万を超えれば、働いてもすべてほとんど、
返済に回ってしまいます。普通は三年で返済を終えられるものが
5年、6年となれば、借りた以上の払わなくてもよい法定外の金利を
払っていることに、多重債務者は気が付くべきであり、
自分がどれだけ、いつ借りたのかということは明確にしておかなければ
何も始まらないということがわかりました。

裁判を起こせば利息制限法を超えた過払い分は、元金繰り入れで免除され、サラ金側は当然不利になります。
後は、債務整理を行えば道は開けてきます。

複数のサラ金から借金をしまくって首が回らない人はまず、
借金をきちんとつけ直して、今自分が本当に払うべきものを払っているのかを
確認してください。

また余裕があれば、債務状況を、司法書士なり、弁護士のところに相談するようお
勧めします。

法に乗っ取った手続きを踏めば借金の問題は必ず解決します。放っておけば、悪循環を繰り返してしまい、精神もやんでしまい、命までたってしまうことになってしまうかもしれません。

中には、こちらが強く出ると過払い金があるにもかかわらず、

「元金5万円だけで全てチャラにしてあげます。」といった内容で、
さらに図々しくも、解決のお金を要求してくる消費者金融もあります。

大手などの消費者金融の場合、借金を取り戻すのに必要な費用と、お金を取り戻せたとして返ってくる金額を比べたときに、支出の方が多いのであれば放置することもあるようですが、(俗に言う踏み倒し)小規模なところは、1回遅れると自宅訪問をするところもあるようです。

普通のサラリーマンは100万借金あったら宝くじでも当たらないと
返せない、まして主婦は・・・・・・というお話もあるようです。

あきらめない姿勢と、自分が裁判に勝つためにはどうしたらいいかという
ノウハウを習得しようとする努力が実を結んだのだと思います。

1回ずつ勝つごとに、その返還金を次の裁判のために役立てて使おうとしか
まず先だっては考えられませんでした。
消費者金融というものは、1日も待ってくれず、1円もまけてくれません。
ですから私も、相手と徹底的に戦おうと決めたのでした。
たとえ数千円でも相手から返してもらうものはあきらめたくなかったのです。
それは自分がしてきたことの償いでもあり、主人に対するお詫びでもあったように
思えます。
苦しい生活の中でも、素人ながらの勉強と他の方のアドバイスで
法律にド素人であった自分ですら、一界隈の主婦が争って勝てたのですから、
ほかの多重債務者の人にも、やってできないことはない、と思います。
最後は、戻るべきところに、戻るということを忘れないであきらめずに
まずは相談し、債務に関する知識を持とうという気持ちになってほしいと思います。

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