依頼者からの借金体験記

法律の「ど素人主婦」でも過払い金の返還に成功できる!

法律ど素人主婦のリベンジ

各消費者金融に、送るための印紙代や切手など、書類を準備する資金も
ままならない生活でしたが、
節約と小銭をためて、何とかディスカウントショップなどで切手等を手に
入れて数十社に書類を送りました。
しばらくしても、ほとんど全部の会社が書類を無視し、返事は来ませんでした。

そこで主人が知人から借りてきた法律書に基づいて、訴状を作り
まず1社を地裁に提訴しました。その7カ月後、和解でまずその消費者金融から
過払い金の38万の返還が認められました。
そこで、このお金でわたしは中古パソコンを購入し、さまざまな判例を調べ
良心的な司法書士の無料相談などを受けることにし、次の訴訟に向けての準備を
始めました。 弁護士さんを雇うお金になるには、まだほど遠かったのですが
主人が自分の車を売却し、良心的な司法書士さんのアドバイスと、その後ろ盾で
紹介してもらった弁護士さんのバックアップで残りの数十社の訴訟をすることに
決めました。それらを頼りにさらにサラ金裁判の勉強をはじめ、
約3年間、徒歩と自転車で裁判所に通い続けたのでした。
中では、調停委員は「請求額の一部でガマンしろ」というような発言をする
心ない人もいたり、サラ金業者は一度も出廷しないという不誠実な
ところも多く、訴訟中の苦しみや葛藤は様々でした。
しかし、自分が引き起こしてしまった過ちということと、主人が
家庭での話を聞いてやれずに、私が宗教にのめりこんでしまったということの
重要性を把握してくれたので、この時には常に協力をしてくれ、
自分の車を手放してまで、弁護士費用等にかけてくれたのには有難く
涙が溢れそうになりながら、裁判用の陳述書を作っていたのを覚えています。
「払うべきものでないお金は必ず取り返そう」という、目的があったため
一生懸命、家族の支えのもと乗り切ることができたのだと思っています。

中には裁判官が「数万円の返還にこだわる理由」を理解しない
場合もありましたが、金額の問題ではなく道理を通すこととして
臨んだ訴訟でありましたので、なんとか歯を食いしばって今までの自分の犯したことを
再度繰り返さないためにも3年間かかって、訴訟を続けてきたのでした。

依頼者からの借金体験記トップへ

ページの一番上へ