依頼者からの借金体験記

法務事務所に相談し、多重債務から脱出!

司法書士の先生が夫を説得......

早速、自宅に帰り、主人に見せたところ、主人の顔色は暗転し、そんな制度の世話には絶対にならないといいはるのです。『借金』を全額、支払える目処があるわけないはずです。毎月の給与は決まっており、そこからひたすら返し、また違う消費者金融から借りて…こんなこと永遠に続けていくつもりなんだろうか?とあきれ返りました。私は、『個人民事再生』について、主人に話せば、「そんな方法があるなら…」と喜んでくれると想像していたのですが、期待とは正反対の対応に、また私は困惑してしまいました。『借金』をした本人が、動かなければ、私がいくら必死になって動き回っても、なんら進展することもありませんから全く意味のないことになります。

今度は悩む前に、すぐ司法書士の先生に相談しにいきました。司法書士の先生は、それならば、直接、主人と会って話しをしたほうがよいでしょうといってくださり、私は、その席を設けるように努めました。さすがに主人も司法書士の先生が会いたいといっているとの話には、意固地をはることなく素直に応じてくれました。そのかわり、主人と弁護士の先生とだけで話しをしたいということでしたので、仕方なく私は席を外しました。

主人が、どう判断するか大変不安でしたが、何時間か経過し、主人は、司法書士の先生が勧めた『民事再生』での解決方法を選んでくれました。そのときは、「よかった……」と胸をなでおろしました。とはいえ、まだこれからが本当のスタートです。とにかく、『民事再生』というスタート地点にたてたことだけで、なんだか嬉しく感じました。結局、主人の『借金』は、総額17,134,772円でした。消費者金融や信販会社など、計14社からの借り入れの総額です。これを知った私は唖然とするしかありませんでした。ケタの違う『借金』の額に驚きを通り越してしまったのです。

主人のメモ書きから計算した額が500万円でしたが、現実はその3倍以上の額です。ともかく、こんな『借金』、だれがどう考えても返せるわけありません。もし、法務事務所に足を運ばなかったら、今も『借金』が雪だるま式に増えていたかもしれない…そう思うと恐ろしいかぎりです。

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