依頼者からの借金体験記

法務事務所に相談し、多重債務から脱出!

借金を知るまでの私と夫とのゆがんだ生活

私は、夫と結婚して10年。子供は、小学3年生の男の子と小学1年生の女の子がいます。結婚以来、給与やボーナスを管理させてもらえず、毎月10万円の生活費をもらい、すべてをこなしていました。友人達からは「お金の管理は奥さんがするものでしょう」、「男性に持たせても貯金なんかしないで、飲み代に使ってしまうよ」といわれ、また、母に相談すると「明治時代じゃあるまいし……男性にお金を持たせたらロクなことはない」と忠告されてしまいました。そこで、勇気を出して夫に対し、「なぜお金を管理させてもらえないのか?」「給与などお金の管理は妻の仕事でもあるのだから、私が管理をしたい」と話を持ち出してみました。すると、夫は「俺は、ちゃんとした金融会社に勤めているんだ。金融会社の既婚男性は、皆、夫が管理している」と言い切られてしまい何もいうことができませんでした。

とはいえ、二人の子供の食費や学費、衣服費、衛生費、交際費、学資保険、そのほか病院代などもかかり、10万円では厳しいのが現実でした。そのため、自分自身が懸命に切り詰めるしかなく、美容院にもいかず、洋服や化粧品も買わず、とにかく自分の身の周りのことは、すべて置き去りになっていきました。そうこうするうちに、おかしな習慣ができてしまったのです。それは、美容院は年に2回だけいくこと。また、化粧品も年に2回だけで、1回1万円以内と決められ、夫がチェックをし、1万円以上ならば、「なぜ、それが必要なのか?」といった理由がなければ認めてもらえないものでした。洋服も勝手に買うことも許されませんでした。すべて夫にお伺いをたてる生活が続き、私自身、心が病んでしまいそうでした。あまり着たことのない昔の洋服を出して着ていると「それは、どうしたんだ!買ったのか?」とチェックが入り、米櫃の減りが早いと「早いじゃないか」と忠告されます。それを言われて以来、私は米を食べることをやめ、子供たちだけに食べさせることにしました。

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