2010年11月の知らなきゃ損する債務整理関連ニュース

2010/11/29クレジット支払い能力厳しくチェック 改正割販法12月17日から

改正割賦販売法が2010年12月17日から完全施行される。これにより、クレジットカード会社や信販会社は、消費者の支払い能力を超える過剰与信を防止する義務を負うことになる。

消費者が商品を購入するときにクレジットを利用するには、従来の審査に加えて(1)年収、(2)算定式に基づく「生活維持費」、(3)クレジット債務によって審査される「支払い可能見込み額」を超える利用は原則禁止になる。年収のない専業主婦や学生、高齢者の場合は、審査対象であるその配偶者や親族の基準が適用される。

たとえば、家族4人で年収500万円の男性が、ある商品をクレジットで買おうとした場合、500万円から生活維持費とクレジット債務を差し引いた分(おおむね270万円程度になる)以上の金額の商品には利用できなくなる。

2010/11/249月の無担保消費者ローン 月間貸付額、前年比46.7%減

無担保消費者ローンの2010年9月の月間貸付額は2628億円で、前年同月に比べて46.7%減少した。減少率は過去最大だった。日本貸金業協会が、消費者金融やクレジットカード会社など62社の取り扱いを集計した。9月に会社更生法の適用を申請した消費者金融大手の武富士は集計対象から外されている。

減少の大きな要因は、10年6月の改正貸金業法の完全施行で導入された「総量規制」とみられる。「貸付先の選別が厳しくなって、新たな貸付や追加貸付の抑制が進んでいる」(消費者金融業者)という。

業態別では、消費者金融が53.3%減の588億円、クレジットカードなどが44.5%減の2039億円となった。消費者向け無担保貸付残高は7兆7989億円で、前年同月比19.8%減。総貸付残高は11兆6018億円で、同16.9%減だった(いずれも、9月末現在)。

また、過払い金の返還額は前年同月比22.1%減の403億円。9月末時点の平均約定金利は16〜18%で、改正貸金業法で定める上限金利(20%)を下回っている。

2010/11/ 1大手銀行、住宅ローン金利引き下げ

三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行は、住宅ローン金利を引き下げた。2010年11月1日の新規融資分から適用する。

固定金利型住宅ローンの3年物は、全行が前月比0.05%引き下げて年3.15%になった。5年物は0.05%引き下げて、みずほ銀行を除く全行が年3.40%、みずほ銀行は年3.35%。10年物は0.1〜0.2%引き下げて、みずほ銀行が年3.75%、そのほかは年3.80%とした。

長期金利の低下などに対応した。
 


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