破産申立に至った事情010/女性

申立人 ○○ ○○

一、学歴

平成3年3月○○○○大学付属○○中学校 卒業
平成6年3月○○○○大学付属○○高等学校 卒業
平成6年4月○○○○大学 入学
平成10年3月○○○○大学 卒業

二、職歴

平成10年8月(株)○○○○○○○○○○○○○(社員)
月給約20万円(ただし、ボーナス夏、冬合計約20万円)
平成16年11月自己都合により退社
平成16年11月(有)○○○(社員)
月給約30万円(ただし、ボーナス夏、冬合計約16万円
平成20年6月会社都合により退社
平成20年6月(株)○○○○○○○○○○○○○○○○(パート)
月給約5万円(ただし、ボーナスなし)
平成21年10月自己都合により退社
平成21年11月(株)○○○(派遣社員)
月給約20万円(ただし、ボーナスなし)
平成22年2月契約満了により退社
平成22年3月(株)○○○(契約社員)
月給約20万円(ただし、ボーナスなし)
現在に至る。

三、結婚歴

 
平成13年6月○○○ ○○○○○と婚姻する
離婚暦なし。
現在に至る。

四、親族の援助等

親類、縁者、知人等に借入れを申し込みましたが、貸すお金がないと断られました。
実の両親には、結婚後も同居し、経済的に援助をしてもらっていました。しかし、平成20年6月に実父の経営していた会社を閉めることになり、それ以来援助は受けていません。両親も経済的にとても苦しい状態となり、私が逆に両親の生活を経済的に助けなくてはならいようになりました。とても援助を受けられるような状態ではありません。

五、借入状況及び生活状況

結婚後共働きで、生活をしておりました。第1子を妊娠、出産(平成16年9月) を機に、社員として勤めていた会社を辞め、父の会社に入社しました。第1子の出産費用等は、親からもらったお祝い等でまかなうことが出来、多少の出費はありましたが、何とか生活できておりました。生活はほとんど両親に見てもらっているような状態でした。自分達の収入は、2人で月40万円から45万円で、その中から5万円から10万円を生活費として両親に渡しておりました。

その後、第2子の出産(平成18年1月)○○○○○から○○○○○○への引越しによる家電、家具の購入等で大きい金額のカード利用をしました。返済方法をリボ払いにしていたので、自分達の生活と返済をしていくことが可能でした。

主人が独立をし、自分の会社を立ち上げてからしばらくは収入も増え、生活も楽になっていたのですが、経営状況が悪くなり、収入が激減しました。月50万円の収入が、半分以下の金額になることもあり、収入が安定しなくなり、会社の事務所の賃料、電話料金等も払うことが出来なくなり、私の両親に借りたり、キャッシングを利用しなくてはならない状況になりました。毎月のショッピングの返済で余裕が無い状態だったにもかかわらず、これにキャッシングの返済が加わり、この頃から返済の金額が大きく、負担となっていきました。会社支払いで利用したキャッシング分の支払いは、主人が毎月5万円づつ返済していくという話になっていたのですが、自分達の生活費分にも足りない金額しか収入が無かったりするような状態でした。

さらに追い討ちをかけるように第3子の妊娠が発覚し、妊婦だとは言わずに仕事を探してみたり、家で出来る仕事はないかといろいろ探したのですが、見つからず。今まで私の収入で何とか20万円から30万円の現金収入があったのですが、それすら断たれ、私が、働けない状態となり更にキャッシングや、ショッピングで生活に必要なものを購入する機会が増えてしまいました。主人の収入も、なかなか安定せず。格闘技の試合や、タレント・モデルの仕事で30万円から50万円の仕事が入る時はありましたが、それ以外は、ほぼ数万円の収入しかありませんでした。

そんな中第3子の出産(平成20年10月)を迎え、費用も区の出産一時金では賄いきれなかったので、カードにて支払いをしました。父の名義で購入した家(○○○○○○)から引越しを余議なくされ、現住まい(○○○○○○○○○○○○○○○○○○○)に引っ越すこととりました。それから、第3子が保育園に預けられるまでは母にお願いし、出産後2カ月で仕事に復帰致しました。短期間の仕事でしたが運よく見つかり、何とか再び安定した現金収入を得るために働きました。

現金収入が、得られるようになっても、24万円の給与の内、半分を母に生活費として渡し、残りは自分達の生活費となるわけですが、返済がそれ以上となっており、キャッシングと返済を繰り返し、利用限度額がいっぱいになりそうになると、他のカードは作れないものかと申請をしたりの毎日でした。

自分名義のカードの借入れ状況を確認し、どうすればよいかと主人と話し合うものの、やはり今の収入では返済していくのは難しいのではと思い、思い切って専門の方に相談してみたところ、返済がとても難しいということとなり、将来の生活設計等を考慮した結果、本件申立をするに至りました。

六、現在の生活状況及び心境

出費は極力抑える生活を心がけています。子供たちにも我慢をさせなければならない状況となり、親としては辛いこともありますが、我慢してもらっています。各債権者の方々には、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。十分に反省し、二度とこのようなことがないように注意します。宜しくお願いします。

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