債務整理コラム

孤立している人ほど借金問題は「ドツボ」にはまる 1

闇金業者に遭遇してしまった被害者の中には、血まなこになって法律の抜け穴をはじめとする「裏ワザ」を探し回る人がいます。

被害者が考える「裏ワザ」にも色々種類がありますが、その中で被害者が一番思いつきやすいもの。それはいわゆる「借りパク」です。借りパクとは、闇金から借金をしてそのまま「トンズラ」してしまうと言うもの。闇金業者からすると「一発飛び」と言われて、一番嫌われる行為。ときに採算度外視で報復される可能性すら否定できない類のものです。 「借金してそのまま踏み倒す」と言う行為は多重債務者の中にはもうお約束のように捉えている人もたくさんいます。ただ、サラ金会社や普通の人からお金を借りるのと、闇金業者からお金を借りるのはまったく意味合いが異なります。

債務者からすると、実際、闇金業者は犯罪者だ。だから「借りパク」しても、何も問題など起こらないと思い込んでいる人は山程います。

これについてジャパンネット法務事務所としては「その考えは絶対に止めるべきだ」と断言します。そもそも闇金業者は多重債務の果てにどこのサラ金からも融資を断られた人たちがゆきつく最後の相手です。踏み倒しを債務者が企んでくるのは、闇金からすれば、もう大前提も大前提なのです。

その裏をかいて借金を踏み倒すのであれば、それはもうお金を借りる事とは関係なしに、文字通り命がけで算段を練って、相応の対策をする必要が生じてくるはずです。しかもそれで借りられる金額がたかだか数万円なのですから、到底割に合うものとは言えません。

闇金から借入をしている債務者の99%は、何とかあらゆる借金をリスクなしで帳消しにできないか、犯罪者なのだから踏み倒す方法はないものかと、必ず頭の片隅で考えているものです。しかし、これは脅迫や恐喝を受けたから、その犯罪を終わらせるという考えとは根本的に別物です。借りパクという前提で闇金業者に連絡をすることはけっして良い結果を生みません。

たとえば1000回の借入で一回くらいは、闇金の踏み倒しができたとしましょう。そしてもしそれで一回成功してしまったとすると、その債務者はまた次に別の闇金から借りパクをしようと企むはずです。そしてもう2回目はありません。必ずとんでもない大惨事になってしまいます。

踏み倒しに失敗する。それがどういう意味なのか。人生をめちゃくちゃにされると言うことです。場合によっては生命の危機にさらされます。数万円と言う金額を踏み倒そうとした結果、生命が危うくなる。これは到底割に合う事ではないのです。

しかし、逆に「じゃあ闇金の言いなりになれば良いのか」というのも問題外です。そもそも闇金業者は繰り返し繰り返し、債務者を騙してきます。なけなしの一円まで奪おうと画策してきます。

一般的に闇金業者は、暴力的な金貸しといった程度に捉えられています。ちんぴらやくざの世界です。しかし、実際のところ闇金業とは刑事罰に該当する犯罪の一種です。彼らは闇金という犯罪に従事しており、その中身は、単なる脅迫と暴力だけしかありません。お金を貸した貸さないはほとんど関係がないのです。

しかし、もう一点だけ問題になるのは、彼らは金融犯罪ではないとは断言できない面があるところです。要するに単なる粗暴犯、けんかで人を殴ってけがをさせたと言うようなものではないのです。

これがどういう意味なのかと言うと、一度でも闇金業者に個人情報を渡してしまうと、闇金に限らず、たとえばオレオレ詐欺だの、出合い系詐欺だの、ナイジェリア詐欺だのと言ったようなあらゆる詐欺のカモになりかねないと言うことです。芋づる式にどんどんとおかしな出来事が生じてきます。

これは実は債務者にとってあらゆる面でネガティブな事態になります。たとえば闇金被害に遭った方がサラ金問題も同時に終わらせたとしましょう。

ところが自己破産をしたにも関わらず、その後、携帯電話のショートメールや自宅へのDMなどで闇金業者から「自己破産中でも融資OK」などと言う連絡が当分の間届きかねないのです。

この営業にほだされてしまうと、当然、闇金問題が再び生じてきます。のみならず、免責許可の手続き中であれば、不許可事由にもなりかねません。このように恐ろしいのが闇金被害なのです。

ページの一番上へ