債務整理コラム

ドツボにはまるな! 借金問題を解決できない3つのタイプ

イストワール法律事務所はこれまでたくさんの借金問題の解決に携わり、多くの債務者のご相談に応じてきました。

借金問題は、人生における大きな悩みの種のひとつ。ところが、借金の条件が同じでも借金問題が解決する人もいれば、解決しない人もいます。

同じぐらいの債務、同じぐらいの収入、業務も家庭環境も似通っているにも関わらず、ある人はさっさと借金問題を終わらせ、またある人はいつまでも返済に苦しんでいる。どうしてこんな差が生まれるのでしょうか?

そこで今回は、借金問題を解決できない人にありがちな3つの傾向について解説いたします。これを読んで自分が「あてはまる!」と思った方はご用心。それぞれに傾向と対策についても触れていますのでしっかり学んでいち早く借金地獄から抜けだしてください。

誰が悪いかについて延々と悩む人

借金問題で返済に行き詰まりやすいタイプ。その中でまず真っ先に挙げられるのは「誰が悪いかで延々と悩む人」です。

『この手のタイプは、自分がどうして借金を負ったのか、その原因について延々と考えこんでしまいます。お金というのは、使ってしまうからなくなるのです。当然、そこには何か原因があります。

・株式で大損をしたのは中国が原因だ。
・パチンコ台の近くにATMを設置するからだ。
・親戚に貸した医療費がいつまでも返ってこないせいだ。
・連帯保証人を頼んできた親友に裏切られた。
・某銀行がリボ払いの危険について全然教えなかったせいだ。

誰が悪いかといえば、それはもちろん原因となったものが悪いに決まっています。中国は市場操作で世界経済に迷惑をかけているのですから、それで損失が出たら、それは中国が悪いに決まっています。パチンコ屋のすぐ近くにATMを設置してお金がなくなったのは、それは狙ってATMを設置したパチンコ屋が悪いに決まっています。貸した医療費を返さない親戚も、連帯保証人として借金をなすりつけてきた親友も、それは相手が悪いに決まっています。ぜんぶ、相手が悪いのです。

「これはある意味、不運によって借金をしてしまうタイプです。だから「自分が悪くない」と思う気持ちは本当によくわかります。口にすればみんなも同情してくれるでしょう。

でも、です。周囲の人はそれについて話をすれば、同情はしてくれます。でもお金は出してくれません。それどころか、債務者の方が自分は悪くないと叫ぶたびに、周囲の人々はどんどん遠のいていってしまうのではないでしょうか。

厳しいようですがこれが現実です。

この問題の原因がどこにあるかおわかりでしょうか。それは前提に「原因がはっきりしているのだから、自分の借金はその原因となった人が責任を取るべき」という考えが債務者にあることです。道義として、それは正しいかもしれません。でも現実はそうではありません。

汚職と暴力で成り立っている中国という国家の市場操作で日本の株式市場が大暴落した。だから損失の責任は中国が取るべきだ。理屈の上ではそれはそうです。では、中国が債務者の追証の責任を負ってくれるでしょうか。現実的にそれが可能でしょうか。

この現実はすべてにおいてあてはまります。借金をなすりつけてきた元親友も、借りたお金を返さない親戚も、それは相手が悪いに決まっています。でも、彼らがお金を返してくれるのかということについては、もうとっくの昔に答えは出ているはずです。

今やらなければならないのは「誰が悪いか」ではありません。「どうすれば自分の借金問題が解決するのか」なのです。どんなに悪意を向けられて損失を被っても、彼らは彼ら。被害を受けている自分は自分。だからこそ、相手が借金の責任を負ってくれるはずだという道義に期待するのではなく、自分がまず借金問題の解決をする。それができなければ自分だけはどんどんひどい状況になってしまうことを肝に銘じておかねばならないのです。

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