債務整理コラム

正しいお金の使い方を学べば、借金生活から脱出できる 1

お金は高度な概念です。人間以外にお金を扱っている生物は存在しません。また、お金というものが始まって以来、何千何万という経済学者が「お金とは」について議論しています。でも、明確な答えが出ているわけではありません。

世間の人はよく「お金は汚いものだ。欲望のかたまりだ」といいます。それに対して反論する人もいます。彼らは「お金そのものにきれいも汚いもない。使う人が問題だ」といいます。

お金についてどっちの考えが正しいのかはこの際置いておきます。なぜならいずれにしても両者の言葉はお金ではなく、人に焦点があたっているためです。それはもう、その人それぞれの問題です。

でも、たまにはお金そのものの気持ちになって考えてみましょう。自分がお金だとすると、人は自分をどう使うか。どこに行くのか、視点を変えてみるとおもしろいことに気づきます。

たとえばパチンコです。何をどれだけいってもパチンコはギャンブルです。法的にはグレーゾーンでも、社会の常識として、パチンコ屋に換金所があることを知らない人など存在しません。また同時にパチンコ市場は、どこかの利権団体か反社会的勢力が関連していることも周知の事実です。

では、自分がお金だとして、パチンコ市場に自分が流れていったとするとその後どうなるのでしょう。当然、上に述べたように、反社会的勢力の手元にいくわけです。するとそのお金は暴力や犯罪などよからぬ力の一部になります。

お金とは力です。お金を払うことで食べ物や飲み物が手に入ります。人が働いてくれたり、サービスをしてくれたりします。これらのことはタダではできません。お金が必要になります。このようにお金とは力の一種だともいえるのです。

「暴力は良くない、犯罪は良くない」といいながら、パチンコにお金を使う。お金を受け取れば反社会的勢力は「やっぱりこういうギャンブルは儲かるんだな」と思います。もっとパチンコ営業に力を注ぎます。するとパチンコにお金を流した人は、たとえ間接的であっても、暴力や犯罪に加担してしまっているのです。

さて、お金を扱う上で不思議なのはここにあります。週に三回はパチンコにのめり込んでいる人と、週に三回は古本屋に通って歴史小説を買っている人。どっちが暴力や犯罪に遭いやすいでしょうか。

答えるまでもありません。間接的にではあっても、人はお金を使うことでなぜかその力に見合ったものが自分に返ってくるのです。暴力や犯罪に加担すると、なぜか、暴力や犯罪が自分の手元に跳ね返ってくるのです。

それとお金には「力」以外にもう一つ大事な面があります。それは「社会貢献」によって生み出されるものであるということです。

お金は人が働くことで発生します。働くとは何か。それは他の人に幸福になってもらうために自分の能力・力・時間を費やすことです。「わたしは不幸になりたいです。だからあなたにお金を払います」という人は世の中にはいません。お金とは「ああ、幸福だな。幸せだな」と感じるところにだけ集まってくるのです。

お金持ちでパチンコにのめり込んでいるという人はあまりいません。ギャンブル狂の人で大金持ちという人もまず聞きません。それは長い目でみると、ギャンブルは必ず損をするようにできているためです。人や社会を幸福にしないどころか、お金がどんどん逃げてゆく場所なのです。つまり「ああ、自分はなんて不幸なんだ」と思う人間になるための場所なのです。

働いてお金を稼ぐ。そのお金を「どう使うか」。ここにこそ借金生活脱出のための秘密があります。

でも、そもそも正しいお金の使い方というものが世の中に存在するでしょうか。結論からいえば、存在します。それは先に述べた「幸せだな」と感じるところにお金を使うことです。

幸せと一口にいってもいろいろあります。「パチンコをやっている間、自分は幸せなんだ」という人もいるでしょう。しかしこの幸せは、自分の幸せだけに過ぎません。ポイントは「自分と同時に周囲も社会も幸福になれる」ことにあります。

そこに目を向けることが実は借金解決の第一歩なのです。

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