債務整理コラム

鏡の向こうを歩く 2

4. 鏡の向こうのルールを守る

鏡の向こうに存在する「お金持ちの世界」。この世界のルールは今、借金で苦しんでいる人にも十分に通じるものです。そのルールは倹約家である点を含め、以下の3点です。

A. 謙虚であること

B. 素直であること

C. 丁寧であること

この3点は守れるようで実はなかなか難しいものです。借金をしている人の中には、自分の借金をどうにかすべく、先にインターネットや書籍などで債務整理について調べている人も数多くいます。もちろん債務整理についての知識を得ることは誠に素晴らしいものといえます。しかしそこで得た知識が完全なものであると思い込み、たとえば本当ならば専門家に任せて任意整理をすべき債務状況であるにも関わらず、自分でやれば費用が安いことを念頭にいきなり特定調停を行った結果、にっちもさっちも行かなくなってしまう人が大変多いのもまた現実なのです。

5. 謙虚であること・素直であること

このような人はたとえ借金問題の専門家である司法書士が「任意整理をすべきですよ」といっても、自分の知識の方が優っていると決めてかかっているために「それはわかりました。しかし特定調停をする方法について聞いています!」と言い張るだけで終わってしまいます。

もし、専門家が「任意整理(自己破産)をした方が良いですよ」と述べたのであれば、まずは「どうしてそうなのですか」と素直に聞いてみましょう。思わぬところで目から鱗になる可能性は少なくありません。

そしてもう一点。丁寧であるように心がけましょう。自分の命は未来へとつながっています。その当たり前のことに気づくことができるのであれば、多少あいまいであったとしても、一年先・二年先を歩いている自分について考えてみましょう。

よほどのことがない限り、人は一年後・二年後にはやはり生きています。そのときに「あのとき、何も考えてなかったなあ」と後悔することがないように漠然とでも良いのでまずは先の目標を立てて置くことが大切です。

逆にいえば先の目標を立てることで、自分が今何をしなければいけないのかも次第にはっきりしてきます。別段、難しい目標を立てるつもりはありません。今が厳しいのであれば一年後には借金がゼロになること。そして二年後には貯金が百万円貯まっていること。このように少しだけ明るい未来を目標にしてみることで未来への道のりが少しずつ見えてきます。

6. 成功者の言葉を見てみよう

今借金を抱えていても、考えと手段が正しいのであれば、五年後に成功者の仲間入りをしている可能性は十二分にあり得ます。そしてきちんと探してさえみれば、既に人生の成功者の仲間入りをしている人々が、私たちが成功に近づくために投げかけてくれている無数の言葉にも出会うことができるのです。

大富豪として名高いジム・ロジャーズは世界中をバイクで旅し、投資をするにふさわしい新興国を実際に訪れました。彼は自分の足を使ってその国の庶民の目線で投資先を眺めることで大きな成功を収めたのです。

彼が記したエッセーである「人生と投資で成功するために 〜娘に贈る13の言葉〜(日本経済新聞出版社)」では以下のような興味深い記述を目にすることができます。


『もし君たちが、投資でも他のことでも、好きなことをする際にはどんなステップも軽んじてはいけない。手に入れられるすべての財務諸表に目を通し、細かい注意書きも見落としてはいけない。経営側が発表した財務諸表を読んだだけで、98%の投資家よりも調べたことになる。もし、注意書きまで読んだのであれば、99.5%よりも先んじている。でもそれで終わりじゃない。財務諸表と、経営トップが発表した将来の見通しを自分の足を使って検証するのだ。顧客、取引先、親会社、ライバル企業、そしてその会社に影響を与えると考えられる人なら誰でも、話をすべきだ。そしてウォール街にいる98%のアナリストよりもその会社について知っていると言えるようになるまで投資をしてはいけない。私を信じて、このエキストラステップを踏めば、必ず投資で成功できる』


彼は冒険家であると同時に大変に警戒心の強い投資家でもあります。警戒心が強いということは丁寧な仕事をすることと同義です。では、私たちはお金について彼のように丁寧に扱っているといえるでしょうか。なかなかできることではありません。

お金は人生のすべてではありません。しかし多くの割合を占めるものであることも否定はできないのです。

謙虚に、素直に、そして計画性をもって丁寧にお金を扱い、また、謙虚に、素直に、そして計画性をもって人生を歩む。これは簡単なようで難しく、しかし難しいようでけして複雑なことではありません。今借金が多く、四六時中頭の中を返済の期日が占めている債務者がいたとしましょう。

しかし、今彼の心を借金が苦しめていたとしても、一年後・二年後、そして五年後、その人が本当に幸福な人生を歩みたいと願うのであれば、成功者の言葉をしっかりと肝に銘じましょう。その言葉を実践してみることで、必ず債務整理という手段に出会うことができるはずです。

そしてもし、そのときに当所の債務整理の相談を聞いてみて「委任しても良いな」と感じたのであれば、ぜひ委任してみてください。効率的な借金の返済は成功者への人生へと道のりを大きくショートカットさせることができます。

借金がなくなる。このゼロ地点にさえ立てば、後は成功者が切り開いてきた道のりの後を自分たちなりに淡々と歩むように心がければ良いだけなのです。きっと人生はより満足のゆくものとなるはずです。

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