債務整理コラム

借金で失敗する人の10の傾向 3

6)再起が図れない人は反省しない

これはギャンブルで破産する人に散見されるケースです。失敗する人は、とにかく自分の行為に対して謙虚ではありません。ギャンブルに負けた。くやしい。次こそはといった気持ちでいつまでも借金を重ねます。債務整理後、サラ金が貸してくれないということでヤミ金から借入をし、借りたその足ですぐパチンコ屋に直行する人などはその典型例です。

そこまでならまだ何とかなるのですが、次にヤミ金問題をどう処理するかというと、自分で色々調べたあげく、不法原因給付などの法律だけを知って自分一人でヤミ金問題を処理しようとします。ある主婦はこれらの一連の行動の結果、ヤミ金からの嫌がらせで旦那さんからは離婚され、会社も解雇、さらにヤミ金から追い回されて行方知れずになったそうです。

こういう人は、とにかく反省しません。反省しないから、自分に都合の良い情報だけを取り上げて「こうすれば何とかなる」と思い込んでしまうのです。

7)失敗者は執着心が強い

当これは「(6)再起が図れない人は反省しない」の項目にも通じますが、失敗する人の多くは執着心のかたまりのような感情を持っています。人間関係であれ、ギャンブルであれ、ビジネスであれ、失敗した後にいつまでも根に持っています。

も「あのときあの馬に賭けていれば」とか「あのとき、ああいう風に言っておけば」といつまでもくよくよと後悔を続けます。しかし、再起を図って大成する人はみんな過去にくよくよしません。過去の辛いときの写真を見つけても、それをばねに前向きにがんばろうとします。

また、大きく成功する人はあまり人間関係に執着しません。他人に期待していないからです。逆にいえば他人に期待する心が強いほど、自分の能力の低さを露呈していることになりかねないからです。

8)再起を図れる人は目的意識が強い

人生の再起を図れる人は目的意識が強く計画性に富んでいます。これはとても大事なことです。子どもだって明日の遠足に際して、自分で準備をしっかりしているのであれ、たとえばまったく関係のない周囲の大人に口を出されても平然とその言葉をはねのけるでしょう。

同じように再起を図れる人は周囲から何をいわれてもほとんど気にしません。今ばかにされてもそれは一時のことだとわかっているからです。

日本の文化ではお金の話をすると、周囲から嫌な顔をされる傾向があります。でも、再起を図れる人はお金の話を平気でします。目的の中にお金を織り込んでいるからです。だからお金を貯める話なら、どう貯めてゆくかに食いつきます。またお金がないときには平気で「今はお金がない」と口にします。後にどうなるかがわかっているからです。

逆に借金問題で失敗しやすい人の中には「金なんて」と投げやりに口にする人がいます。お金を大事にしてお金の話題に敏感な人と、顔をしかめて「金なんて」という人。長い目で見ればどちらにお金が入ってくるかは一目瞭然。そしてそのお金を織り込んだ豊かな幸せな人生を送れるかどうかもいわずもがなというものなのです。

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