債務整理コラム

大金持ちの世界から、借金とお金を見つめてみる 2

大金持ちは実は地味

テレビではよく芸能人がセレブとして華々しい世界を演じています。しかし彼らが一生そのような大金持ちの生活を送れるかといえば、それは甚だ疑わしいといわざるを得ません。実際、きら星のように一瞬だけ輝くものの、いつの間にかその名前すらも忘れ去られている芸能人など枚挙にいとまがないのです。

芸能界というものは、自分がきら星であることに価値を置く世界です。だから稼いだお金を湯水のように消費して、延々と自分を輝かせ続けなければなりません。そう考えると彼らが稼いだお金はほとんど手元に残らないはず。壮年に差し掛かった芸能人の中には数億円の借金があるといわれる理由はここにあるのです。

ひるがえって先のヘッジファンドの投資家たちは華々しい生活を送っていません。お金の価値を知っているからです。ヘッジファンドの人たちのお金を見る目は実に冷徹。お金をお金としてしか認識しておらず、とくに消費というものを極端に嫌います。なぜなら、パチンコであれ、洋服であれ、お金を使ってしまえば、もうそのお金は過去のものになってしまうからです。彼らは投資家ですから、常に未来に向けてしかお金を使いません。そして彼らが一番好むお金の使い方は、勉強や講演会など、必ず自分にとって実を結ぶものばかりなのです。

実はここにこそ、借金地獄に陥る人と大金持ちの人の違いがあるのです。

失敗するお金持ち

先に述べたように芸能界のような世界は湯水のごとくお金を消費することで、自分を露出させ、それによって知名度を上げて自分の価値を高める仕組みになっています。これは経済の仕組みからするととてもリスクの高いビジネス。成功するよりも、借金地獄で行き詰まる可能性の方がはるかに高い世界だといえます。

よく宝くじで大富豪になったものの、数年後には借金まみれになってしまったという人の話を耳にしますが、これも本質的には芸能界と同じ。消費だけを続けていけば当然お金はなくなります。当たり前のことが止められないから、最終的には借金まみれになってしまうのです。

私たち日本人の多くは、投資について「よくないもの」というイメージを持っています。賭け事のように思っている人もたくさんいることでしょう。そしてお金は貯金することが何よりも尊いといった意識を持っているのではないでしょうか。

でも、実際には違います。現在、銀行の普通預金の金利は年0.02%程度です。つまり、100万円貯金したとして、一年経っても200円しか利息がつきません。しかし、物価は毎年約2%程度上昇しています。これでは実質的には大損です。銀行に預金しているだけでは実際にはお金が目減りしているのです。

消費をしたらお金はなくなる。しかし貯金をしても年々お金が減っていってしまう。ここまできてようやくお金を使うということの意味がうっすらと見えてきます。

債務整理という「生き金」

最初に述べたように、時間を切り売りしてお金に交換していても、その日その日の糊口をしのぐことしかできません。ましてや現在借金で苦しんでいる人であれば、どんなに時間を切り売りしても、同じ時間分だけ利息がかさんでゆくため、日を追うにつれてどんどん債務者を圧迫することになりかねません。

日本のサラリーマンも、アフリカでライオンを狩っている部族も、ローマでお祈りをしている神父さんでも、誰でも一日24時間しかありません。であれば、時間あたりのその価値をどう高めるかしか方法はないのです。

同じ時間あたりの価値を高める。ここにこそ、初めてお金の使いみちが立ち上がってきます。勉強にせよ、投資するにせよ、講演を聞くにせよ、すべて未来の自分の価値を高めることにつながります。

お金持ちは徹底してそこにのみこだわります。だからこそ意味のない消費にはまったく興味を示しません。必ずといって良いほど、お金を活かすように使うのです。

そしてここで私たちが考えるべきは、お金を増やすことと借金を減らすこと、この両者はまったく同じものだということです。

債務整理をするとは未来の自分の価値を高める投資。今借金で苦しんでいるにせよ、債務整理に目が向いているということは、つまりお金持ちになるための第一歩へと足を踏み入れていることでもあります。

10年先、20年先の自分や家族がより輝き、成功した者でありたいと思うのであれば、まず債務整理の無料相談をしてみましょう。なぜなら債務整理とは国が保証する確実な投資先の一つだからです。

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