特に任意整理に関しては、裁判所等の公的機関を通さずに、代理人である司法書士や弁護士と債権者である金融業者との交渉によって行われますので、必然的に各々の個人的技量や知識により差が生まれてくる事は現実問題として避けられません。
全国からよせられてくるお電話やメールの中に、債務整理をする気持ちは固まったのですが、上手な先生の見分け方がわからない、技術 の高い事務所を教えてほしい等の、自分自身がより優位になる交渉を求める方が増えてきました。 これはごく当然の権利ですし、当たり前の気持ちだと思います。
例えば、重い病気にかかり、手術等の危険をともなう治療を必要とする時、ほとんどの方は、より上手い先生、より高度な機器を有する病院等を必死にさ がすはずです。 治るはずの病気が治らない、助かるはずの手術が助からない。逆に治らないと思っていた病気が治った、助かる見込みの少なかった手術が成功した。 借金というお金の病気もまったく同じなのです。
最近ではこれだけ便利にインターネットが利用でき、どこに住んでいても全国の先生に気軽に質問や相談が出来る時代です。 自分にあった先生は誰なのか、より有利な交渉をしてくれる事務所はどこなのか、自身の人生に妥協のないように最良の道を探す事こそ、失敗しない債務整理の 第一歩になります。
現在、個人の方が行える主な借金の整理手段です。この四つの手段をその人がおかれた状況とその人がどうしたいのかという希望を考慮して任意整理をするか自己破産をするかなど判断して行きます。
相談者の中には、任意整理を強く希望しているにも関わらず、自己破産以外の手段は絶対不可能と断言されるケースもあります。自己破産だけはどうしても避けたいと考えていても、複数の先生に自己破産以外は不可能と言われてしまい行動を起こせない方や、実際に自己破産の手続きに進んでしまう場合もあります。
自己破産も時として有効な手段ですが、どうしても自己破産だけは避けたいという強い希望をお持ちの方は、自分に合った先生を探してみることもいいでしょう。
よく話を聞いてくれて、 分かりやすく教えてくれて、親身になって考えてくれる、そして何より、全ての債務整理の方法と、全ての金融業者の対応を熟知している、そんな法律家と失敗の無い、成功する債務整理を進めましょう。
任意整理とは、法律専門家が法律のもと、債権者と交渉して、出資法、利息制限法で計算し直し、債務不存在(既に債務が無い)、不当利得返還請求(不当な利息を返してもらう)、過払金返還請求(払い過ぎた利息を返してもらう)等の方法を用い、正当な残債がある場合は、合意和解の上、無理のない一括、分割返済をしていく法的手段です。
特定調停とは、裁判所のもと調停委員が仲介に入り、借金を利息制限法に基づき計算し直して、元金の減額、利息カット等を協議和解して、余裕のある分割返済をしていく法的手段です。
自己破産とは、借金超過で支払い不能、若しくは支払いが困難に陥っている債務者(法人・個人)を救済して再建のチャンスを与えるべく、借金を『ゼロ』にする法的手段です。
民事再生(小規模個人再生・給与所得者等再生)とは、自宅、所有物件等の不動産を守りながら、住宅ローン以外の借金を大幅に減額して、(確定債務額の5分の1又は100万円のいずれか多い額、100万円未満はその債務額)ゆとりのある分割返済をしていく法的手段です。
高い技術と知識および多くの経験と実績で行なう債務整理
債権者側の交渉と駆引きの手法を熟知した交渉術
債務者の本当の苦しみを理解できるのは同じ経験をした者だけ
全国各地から数多くの依頼と紹介に裏打ちされた信頼と実績
損をさせない綿密な引き直し計算と妥協のない返還請求
楽ではない返済の中にあってもなかなか債務整理に踏み出せない人はたくさんいらっしゃいます。
債務整理という選択肢を考え始めてから毎日のようにホームページや書籍等を読みあさり、幾度となく債務相談をくりかえし五年の月日を経て依頼をしてきた方がいらっしゃいます。法的な手続きにより金銭的には五年分のロスは取り戻すことはできました、しかし決して長くはない人生の大切な五年間を苦悩の日々にしてしまった事は、法的に取り戻すことは絶対に不可能です。
多重債務を楽観的に考えるということではなく、債務整理という法律で与えられた正当な権利を行使するということです。
現代のストレス社会は借金以外にも頭を悩ませることがたくさんあるはずです、する必要のない回避できる苦労なのであれば、ちがうことに労力をついやし有意義な人生を送るべきではないでしょうか。法的な処理をおこなえば過払い金が返ってくるであろうことを感じていても、また来月決められた金額を返済しに機械の前に立つのでしょうか。法的な処理をおこなえば残金の減額や利息が無くなることは知っていても、自分の中の良心や道徳心がその行為をさせないのでしょうか。それは自分のためですか?それとも大切な誰かのためですか?それが大切な誰かの為で、その大切な人もあなたのことを大切に思っているのなら、あなたにこれ以上の無理はさせたくないはずです。
多重債務という過酷で険しい道のりを必死に耐えしのぶ姿はときに立派かもしれません。でも必死に耐えしのぶ理由は何ですか?耐え忍んだ先に何かが待っているのですか?耐え忍ぶ明確な理由が漠然と見当たらないのであれば、一日でも早く解決に向けた第一歩を踏み出して下さい。これは債務整理に長年携わり悲しい現実を幾度となく見てきた者からの強い願いでもあります。